どこを目指しているの?
●理由なんて必要ないし、あなたに関係ない
私が筋トレを始めた当初は、周りの人たちから「どこを目指しているの?」「筋肉が付きすぎたら気持ち悪いよ」と偏見の目を向けられることが度々ありました。まだ知識も経験も少ない私は何かと理由を付けて言い訳していたことをよく覚えています。
今覚えば「馬鹿なことを言ってたな」と思います。筋肉を付けることに理由が必要でしょうか?明確な目標は無くても漠然と「モテたい」「かっこよくなりたい」そう思って踏み出した大きな一歩を、関係ない人達の言葉に後ろ髪を引っ張られて辞めていく人はたくさんいます。実際に私もそうでした。
行動に移すことが出来ない人は、行動している人に対して後ろめたさを感じ、否定しがちです。自分はそうなれない事を妬んで負の感情を言葉として発信する人は世の中に5万と居ます。
そんな人達は相手にせず自分の心の声に従って強い信念を持つようにしましょう!
そんな身体になりたくない
●いやいや、なれる訳がない
そもそもそんな事が口から出る時点で羨ましいと言ってるようなものです。人は自分に叶えられない夢を追いかけている人、叶えた人を見るとけなして馬鹿にします。
手に入らないから自分を肯定して慰めているのです。あなたは「そんな身体になりたくない」と言われるほど鍛え上げたのでしょう?そんな素晴らしい努力の結晶を馬鹿にされればイラッとしてしまいますが私はいつも一言だけ言い返します。「いや、どうあがいてもなれないよ。」
プロテイン飲んでるんでしょ?
●あなたも日頃食べてるでしょ?
プロテインはタンパク質を英語で言い換えただけです。肉や卵から摂取できる栄養素の中からピンポイントでタンパク質だけを取り出したものがプロテインパウダーです。
筋トレしている人が毎日十分なタンパク質量を食材だけで賄うことが難しいです。やろうと思えばできますが、食材費や手間を考えると圧倒的にプロテインパウダーの方が効率いいから取り入れているだけであって筋肉増強剤(ステロイド)のように思わないでほしいです。
ましてや減量中は無駄なカロリーを摂取出来ないこともあいプロテインはほぼ必須。使う意味や用途を知らずに「プロテイン、プロテイン」言う人にはタンパク質って知ってる?と質問を仕返しましょう。
細マッチョがいい
●ごめんなさい。細マッチョはただの細い人
マッチョとは筋肉の鎧で覆われた身体の人を呼びますが、細いマッチョとはなんでしょうか?筋肉に大きい、小さいという定義はありますが、太い細いの概念はありません。血管じゃないんですから「細」などとつけて呼ぶのは少し変ではないでしょうか?
このご時世、女性からも彼氏になってほしい身体は?という質問に対して、「マッチョは嫌で細いのも嫌だから間をとって細マッチョ」という方が多くいますが、そんなに都合よく筋肉を付けることはできません。男性が巨乳は嫌で貧乳も嫌だからや巨貧乳で。と訳の分からないことを言っているようなものです。
もう一度言います。細マッチョって何?それはただの細い人。
腹筋が割れていればいい
●そもそもみんな腹筋は割れている
腹筋を割る筋トレがしたい。と言う人は多く、特に肥満体型の方が多いですが、腹筋は誰しも割れています。パック数(4.6.8)は遺伝的な問題で変わってきますが実は脂肪に隠れているだけで割りに行く必要はありません。
ニュアンス的に「腹筋を大きくする」、「腹筋の溝を深くする」という言い回しになりますが「割る」という考えそのものが間違っているので指摘してあげましょう。
そしてもう1つ勘違いしやすいのが腹筋すれば痩せると思っていることです。腹筋をすれば血液循環良くなり多少お腹周りの脂肪を燃焼しやすくなりますが、基本的には脂肪の落ちる順番は決まっているので一番最初にお腹の脂肪が落ちるなんてことはあり得ません。
もし周りに短期間で痩せてお腹が一気に凹んだという方が居れば脂肪吸引を疑いましょう。
鏡ばかり見てナルシストじゃん
●自分の子供の成長見てるだけですが?
これもよく言われますが、筋肉を育てる親の身として子供の成長を楽しむのは当然のことです。ましてや自分の身体の一部ともなれば精一杯愛情を注いで大きくしてあげるのが普通。
ある程度子供が大きくなれば親の目を離れて一人でに成長していきますが、筋肉にゴールはありません。いつまで経っても成長は止まることなく時間をかけるだけ期待に応えてくれます。
よく「筋肉は裏切らない」と言いますが、まさにその通りだと思います。世の中には理不尽なことや信憑性に欠けることは山ほどありますが、絶対に裏切らないと呼べることは自分で決定できることだけです。やると決めて突き進んでいるあなたの筋肉は必ず応えてくれます。
小さな成長を見逃さずにバンバン鏡を見て愛情を注ぎましょう!
最後に
今回は筋トレしている人が周りから言われがちなことをいくつかピックアップして紹介させていただきました。いろいろな考え方の人がいますが、自分の信念を曲げずに強い意志で鍛えることを推奨します。
こいつ頭おかしいなと言われるくらいが丁度いいんです。筋トレの世界に1歩踏み込んだ時点であなたは勝者。これから先も筋肉へ対する需要が下がることは絶対にありません。
人助けにも筋肉、恋愛にも筋肉、自分磨くにも筋肉です。